[名曲紹介] メシアン: トゥランガリラ交響曲
たまには現代音楽も、ということで、オリヴィエ・メシアンの『トゥランガリラ交響曲』を紹介します。一時期 N響アワーのオープニングに流れていたことがありますし、大変有名な曲なので、ご存知の方も多いかもしれませんが(^^;
この曲は、全10楽章・70分を超える長大な曲で、普通のオーケストラだけでなく、ピアノ、チェレスタ、果てはオンド・マルトノという電子楽器まで登場する、これでもかというくらいの重厚な編成になっています。おまけに、各パートがそれぞれ小節数の異なるフレーズを繰り返すというメシアン独特のリズム語法があり、オケをまとめあげるのが至難の業。ピアノも、ピアノ協奏曲か、というくらいすさまじい超絶技巧を要求されます。一度でも作曲をやった人なら、その凄さに唖然とすることでしょう。まさに怪物級の作品です。
全部で10楽章ありますが、最も有名なのは第5楽章です。今回は、その第5楽章と、第1楽章をピックアップしました。もはやこの曲のスペシャリストといった感のある、エマールの超絶技巧でどうぞ。
試聴
第1楽章 - 序章
第5楽章 - 星の血の喜び
NAXOSのアカウントをお持ちの方は、こちらで全楽章試聴できます。
楽譜
メシアンは死後50年経っていないので、フリーの楽譜は無いはずです。有料版は、ディアレッツォにあるみたいです(たぶんこれがピアノパートの楽譜だと思いますが……フランス語なんで解らんorz)。まぁ、こんな曲を弾こうとするアマチュアなんていないと思いますが。っていうかこれが弾けたら、すぐデビューしなさいて。
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