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[名曲紹介] メリカント: ワルツ・レント

オスカル・メリカントはフィンランドの作曲家。フィンランドというと、真っ先に名前が挙がるのがシベリウスとラウタヴァーラですが、他にもカスキ、クーラ、ハンニカイネンといった優れた作曲家を輩出しています。今回は、その中でもわたしが最も好きな作曲家であるメリカントをご紹介します。

メリカントのピアノ作品は、素朴で暖かみのある音楽が特徴です。今回紹介する『ワルツ・レント』は、その最たるものでしょう。非常に単純な形式でありながら、1度聴いたら耳に残る、とても親しみの持てる作品だと思います。

試聴

YouTube で一番うまいのは、↓の演奏かな、と思います。(演奏者は繰り返しを省いていますが、実際には繰り返しがあります。)

↓ギター編曲版もいい感じです。

楽譜

IMSLP からダウンロードできます。ギター版は FREE-Scores.com にありました。

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コメント

 私もシベリウスが大好きなのですが、メリカントという人の曲をこのブログではじめて聴きました。しかも同じ曲を、ピアノとギターという絶対に溶け合わない楽器同士を並べたことが非常にショック。にもかかわらず、両方からこの曲の美しさが伝わってきました。
 私は音楽は聴くだけでまったくの素人なのですが、このギターの音には感動しました。多分、このギターはヘルマン・ハウザー(多分2世ではないかと思うのですが)といい、プロでもなかなか十分に鳴らすのが大変な楽器です。演奏は柔らかい音と芯のある音を十分に響かせて、ギターとしては非常に難しい曲になっているにもかかわらず、美しい完璧な演奏でした。
 ピアノの演奏は技術的にそんなに難しいようには見えなかったのですが、おそらく演奏者が北欧圏の人なのか、音が澄んでいてやはりじっくりと聴いてしまいました。
 そこで思うのは、いったいどっちの演奏が本当のメリカントなんだろうということなんですよね。演奏の上ではピアノの方が北欧圏の音で、ギターのほうが音色に温暖の差がありすぎる。どうしたらいいのですか。たとえば、シベリウスのトゥオネラの白鳥を聴いていると、音は透徹していて心も体も凍ってしまいそうになる。だが、聴けば聴くほど心はふつふつと沸いてきて手を突き上げたくなる。
 多弁多謝。こんなに音楽を考えたのは久しぶりです。こんなブログを聞かせていただいてありがとうございました。

casalsさん、コメントありがとうございます! 🙂

メリカントの曲っていいですよね~。
こんな作曲家がマイナーなままなのは、いかがなものかと思ってしまいます。

メリカントは、他にも沢山いい曲がありますので、ぜひ聴いてみてくださいませ。
館野泉さんが、CDと楽譜の両方を出していらっしゃいます。
こちらで、CDの各トラックを試聴できます。)

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