[名曲紹介] ルビンシュテイン: へ調のメロディ
ルビンシュタインというとアントン・ルビンシュテインとニコライ・ルビンシュテインの兄弟がいるのですが、今回紹介するのは、兄のアントンのほうです。ちなみに、弟のニコライのほうはチャイコフスキーの親友で、ニコライが死去した際、チャイコフスキーが死を悼んで『ピアノ三重奏曲 偉大な芸術家の思い出』を作曲したことで有名です。
さて今回紹介する『へ調のメロディ』(Melody in F)は、『2つのメロディ op.3』の第1番の曲です。2番もあるのですが、1番だけ圧倒的に有名になってしまいました。聴けば「ああ、この曲!」と思う方も多いと思います。ルビンシュテインはこの曲と舟歌くらいしか知られていなくて、ちょっと可愛そうな作曲家。他にもいい曲を書いているんだけどなぁ。
演奏に関しては、特に技巧的に難しいわけではないのですが、10度和音が頻繁に出てくる上に、内声部を両手で交互に弾かなくてはならないので、メロディを綺麗に響かせるのが手の小さい人にはちょっとつらいかも。じゃあどうすりゃいいのかというのは、我流なワタシからはなんともアドバイスできませんが(^^;(<適当にアルペジオで逃げてる人)
試聴
楽譜
IMSLPより入手可能です。
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